遺産が不動産や自社株等の分割しにくい財産が多い場合には、代償分割を検討します。
1.代償分割とは:
共同相続人のうち一人または数人が遺産を取得し、他の共同相続人に代償金を与える方法です。
代償分割が行われるのは、相続人全員が納得するような遺産分割が難しいとき、たとえば、不動産のように遺産が分けにくいものである場合などに活用します。うまく分割できないからといって共有にすることは、のちに売却や修繕等でトラブルになることが想定されますのでお勧めできません。
2.生前に検討することが大切です。
不動産を相続した相続人が代償資金を準備するのは非常に大変です。そのため、生前に、その相続人を生命保険の受取人に指定して、代償金に充てることを検討することも必要です。